アトピー性皮膚炎との違い


脂漏性皮膚炎(フケ症)もアトピー性皮膚炎も、頭部のフケが多くなって炎症を起こし、かゆくて仕方がなくなる、という点では共通しています。では、脂漏性皮膚炎(フケ症)とアトピー性皮膚炎の違いというのは何でしょうか。

そもそもアトピー性皮膚炎は、アレルギー反応から発生する過敏症の一種といえます。血液中にIgE抗体を多く持ち、喘息や鼻炎といったアレルギー反応を起こしやすい体質の方がなりやすいといわれています。人間に元々備わっている免疫機能が過剰に反応してしまい、からだに有害ではないものにまで過敏に反応する結果、皮膚の炎症が悪化してしまうのです。アトピー性皮膚炎の場合には、マラセチアというカビ菌の存在が認められています。

一方、脂漏性皮膚炎(フケ症)は頭皮の皮脂の過剰や、マラセチアというカビ菌の増殖から脂肪が酸化して炎症を引き起こしています。アトピー性皮膚炎と同じカビ菌が存在していることがわかっていますが、アレルギー反応からではない点が違いとなっているのです。

アトピー性皮膚炎の場合にも脂漏性皮膚炎(フケ症)の場合にも、炎症を抑えるために抗炎症剤やステロイドを使ったり、抗真菌薬を処方したりといったところは共通しているといえるでしょう。

一方、根源治療としては、脂漏性皮膚炎(フケ症)の場合には皮脂の分泌過多が疑われますので、ビタミン剤などの内服薬や食習慣の改善指導といった方法で頭部皮脂の分泌量を抑える方法がとられます。アトピー性皮膚炎の場合にはIgE抗体への反応が問題となっていますから、抗アレルギー剤が用いられたりします。一見、似たような症状でも、原因が違うと治療法も変わってくるのです。

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